提灯・灯篭・行燈の違いは?3種の特徴・違いを比較|提灯の名入れから販売は専門店にお任せ下さい!店舗看板やお祭りちょうちん・イベント用まで幅広く激安にて特注作成いたします。オリジナル製作のご相談はお気軽に。

  1. 提灯卸問屋
  2. 提灯コラム-卸問屋瓦版
  3. 提灯・灯篭・行燈の違いは?3種の特徴・違いを比較

提灯・灯篭・行燈の違いは?3種の特徴・違いを比較

提灯・灯篭・行燈の違いは?3種の特徴・違いを比較

提灯の他に日本に古くから伝わる照明器具といえば、灯篭(とうろう)と行燈(あんどん)が挙げられます。
ちょうちんと灯篭と行灯。これらの違いについて、皆様ご存じでしょうか?
今回は、提灯のオーダーメイド注文を通販ならではの激安価格で承る当「提灯卸問屋」が、ちょうちん・灯篭・行燈の違いを解説致します。
それぞれの特徴と比較ポイントを詳しく説明していますので、特注提灯製作のヒントになれば幸いです。

目次

提灯とは

提灯の活用・製作イメージ

伸縮性のある竹ひごで作られた枠に和紙を貼りつけ、中に蝋燭を入れたものが提燈です。
外灯が発達していなかった江戸時代には、夜道を照らすのに提灯が活躍しました。
持ち歩きの定番であるブラちょうちん、コンパクトに折り畳めて旅に最適な小田原提灯、武士が馬に乗る時に腰に差す馬上提灯など、提燈は携帯しやすい工夫が施され、様々な形状で制作されるようになります。

江戸時代中期の浅草には、提灯の名入れ職人が大勢いたそうです。
現代においても居酒屋や和食料理店などのロゴをプリントした店舗装飾、お祭りの協賛提灯など、名入れ提燈は和の趣を感じさせるオリジナル装飾として人気を博しています。

ちょうちんの名前の由来や特徴はこちらの記事でも詳しくご紹介していますので、よろしければ合わせてお読み下さい。

関連記事
提灯とはどういう意味?意外と知らない基礎知識を解説

提灯とはどういう意味?意外と知らない基礎知識を解説

灯篭とは

灯篭設置イメージ

灯篭とは、蝋燭や油で点けた火を四方で囲って保護するための道具です。
東アジアから広まった照明器具である灯篭は、飛鳥時代に仏教と共に伝わりました。
仏教において灯は仏様の慈悲の心を示すと言われ、闇夜を照らし邪気を払う神聖なものです。
「灯の篭(もしくは籠)」という名の通り、灯篭は神聖な灯を囲み、消えないように風から守る役割を果たします。

灯籠はやがて寺社の献灯用に屋外に設置され、素材も紙を貼った木枠から、石や銅など堅牢なものが使われるようになりました。
現在でも各地のお寺や神社で石灯篭や吊り下げ灯篭といった多種多様な灯篭を見ることが出来、火袋に寺社の紋や植物、動物などが名入れされているものもあります。
長い歴史を持つ灯籠は、時代が変わるにつれて行燈そして提灯へと分化していきました。

行燈とは

行燈使用イメージ

行燈は和紙を張った枠組みで光源を囲み、明かりが消えないように設計された照明器具になります。
禅宗の伝来と共に中国から伝わった行燈は、当初は持ち歩くものだったので「行」の字に灯りを意味する「燈(もしくは灯)」で行燈と名付けられました。

行灯も提燈と同様に江戸時代に普及した照明器具の1つで、こちらは屋内用に使われたそうです。
当時は菜種油や魚油を火皿に注ぎ、木綿などに点火して行灯を灯しました。
その明るさは60W電球1個の約50分の1ほどだったと言われていますが、人々にとって読書灯や店舗の夜間照明などに役立つ貴重な灯りだったのです。
現在では光源が電球やLED電球に取って代わり、和の雰囲気を演出するインテリアとして販売され、旅館の客室などに置かれています。

提灯・灯篭・行燈の違いはどこにある

提灯と灯籠、行燈の違いはどこにあるのか、詳しく解説致します。

構造の違い

提灯・灯篭・行燈の構造説明

提灯は灯りを入れる火袋と、それを固定する為に上下にはめる重化、吊り下げるのに使用するツルの3種の部品で作成されています。
提灯の火袋は伸び縮みできるよう蛇腹状に製作するため、火袋をたためば携行も収納もスムーズです。

灯籠は献灯に用いられているという事もあり、提燈や行灯と比べると構造が少々複雑です。
火袋の上には宝珠と呼ばれる玉ねぎ状の飾りの付いた笠が被せられ、下は受けという土台でしっかりと固定されます。
さらに柱のような円筒状の竿とそれを支える地輪が灯籠の足になります。
6種の部品を接合させると、灯篭の完成です。

行燈の構造も提灯と同じくらいシンプルで、和紙を貼った枠組みとそれを支える土台、内側に入れる火皿の3つの部品で作成されます。
基本は据え置き型で、中には枠組みの上部に取っ手が付いていて簡単に持ち運べるもの、下部に灯心や蝋燭を収納できる引き出しが付いたものなどもあります。

使い方の違い

明治初期の文明開化によって西洋式の照明が浸透するまで、人々の日常生活を支えていた主な照明は持ち歩き用の提灯と屋内設置用の行燈でした。
船着き場、遊郭といった建造物の常夜灯には、石灯灯篭、木灯篭などが使用されていたそうです。

提灯と灯籠と行灯は、令和の時代になっても日本の伝統的な照明器具として現存しています。
しかし三者とも、部屋を明るくする、夜道の足元を照らすといった生活照明の使い方は殆どされていません。

提灯

提灯実績写真

提灯は店舗やお祭り、冠婚葬祭の装飾などに使用され、当通販店におきましても様々な目的にてオリジナルちょうちんの印刷オーダーメイドを承っております。
※以下にてご紹介する灯篭と行燈については当店ではオリジナル製作をお受け致しておりません。ご理解の程よろしくお願い致します。

灯篭

灯篭使用イメージ

灯篭は仏様・神様に捧げる献灯としてお寺や神社の参道に並べて設置されていたり、風情を感じさせる装飾として日本庭園に置かれたりしています。
また死者の弔いや復興などの願いを込める「灯籠流し」も、日本人には馴染み深い行事イベントです。

行燈

行燈使用イメージ

行燈は視覚的に和の雰囲気を演出するインテリアとして活躍。
その他に、行燈看板という内照式の照明看板が居酒屋や料亭の店頭看板に用いられています。

まとめ

本記事では提燈と灯篭、そして行燈の違いについて、それぞれの特徴を踏まえて解説させていただきました。
まだガスや電気が無い時代、人々の暮らしを支える灯火となった3種の照明器具。
火を光源とすることは共通しているものの、構造やその用途はそれぞれ異なります。

当店はオリジナルちょうちん制作の格安専門店ではございますが、提灯と混同されやすい灯篭と行灯について、また三者の違いについて知っていると、名入れ装飾を発注する際の何か手掛かりになるかもしれません。
日本の伝統や和の趣を感じさせる照明装飾に提灯のオーダーメイドをご検討される場合は、ぜひ当店にご相談下さい!

経験豊富な専門スタッフがお客様をサポート致します。

トップへ